ヨコハマフィットネスプラザ(セントラルスイムクラブ 横浜)

セントラル治療院ブログ

『日本人にがに股O脚が多いわけとは』

どうして日本人はO脚が多いのだ?

アメリカの東部でのワークショップの時、アメリカ人リーダーが私の歩きを見て、「日本人はどうしてО脚(bowleg)が多いのかね。文化のせいかな」と言いました。
確かにそうかなと思いました。



たとえばテレビの見方をとってみても・・・


日本人はテレビを観る時、男性は骨盤を真っ直ぐに座禅のように座るのではなく、骨盤が後ろに倒れたアグラをかいてすわり、女性はお婆ちゃんのようなぺちゃんこ座りやお姐さん座りしていませんか?
子どもたちは体育館座りでしょうか。そういう日本人的な座り方をソファの上でもしていませんか。
パソコンで作業しているときに、ある男性は椅子の上で片足アグラを、ある女性は特に冬は足元が冷えるので膝掛けを捲いて、体育館座りをするそうです。

その結果、腿の骨の外旋、つま先の内返しが起こっている人がとても多いのです。

長野五輪で欧米のトップスキーヤーが来日したとき、リフトの彼らの脚はまっすぐにリフトからぶら下がっていましたが、その前後の日本人の脚はエックスやガニ股になっていました。
スキー仲間は『それが日本人の証(あか)しだから、いいじゃないか』と強く主張しました。

 しかし、アスリートにとっては

この日本文化が作る脚・足の構造はケガをしやすく、記録の伸びにも影響します。

がに股の構造とはどういうことなのか?

ガニ股ということは、腿の骨が外にねじれて、外に開いています。
ということは、腸脛じん帯やでん部の外転筋群が短く緊張させています。
その結果、股関節の動きに柔軟性がなくなり、結果として歩幅を短くしてしまいます。


また、ガニ股はつま先が外に開くという傾向があり、その結果、下図のように構造的にインナーアーチ(土踏まず)が低く (Low Arch) なってしまいます。足の裏のアーチはショック・アブソーバー(衝撃を吸収する)の役目をしています。
ですから長距離を走ると、足の裏や足首やヒザに着地の衝撃が来て、途中で痛みが出る可能性が高いのです。
青竹踏みは一時的な疲労を取ることができても、すねの骨のねじれやいくつもの足の骨が重なってアーチを作っている構造的な歪みを是正することが出来ません。

 骨盤と大腿骨、大腿骨とすねの骨(脛骨・腓骨)、スネの骨と足の甲が正しい構造的なつながり(アライメント)が出来てないとトラブルを起こすのです。たとえば、足首痛、土踏まずの痛み、膝の痛み、鼠径(そけい)部の痛みは上記のような歪みから生じています。ちょっと足が時々、または慢性的な鈍痛がある時は、治療室のドアをノックして、脚を正しいアライメントに調整をしましょう。

セントラル治療室 古池(米国認定整体師、鍼灸マッサージ指圧師)

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